2019.01.14
寒くても堆肥は発酵中
農業実践教室の畑は、千葉市の中でも暑いときにはより暑く、寒い時にはより寒いエリアにあります。
最近の最低気温はマイナス7度くらい。
朝畑に行くと、地上にあるものは大抵何でも凍っています。
分かりにくいですが、太陽熱養生処理中の畝のマルチの内側についている水分も凍っています↓。
そんな中でも、堆肥の山に棲んでいる菌は、元気一杯です。
クリスマスに撹拌しておいた堆肥。
教室の補講を開催した1月12日には、50度になっていました。表層の温度は、寒さにさらされているため少しヌルいのですが、内部はアツアツです。
農業実践教室では、堆肥の撹拌は手作業です。できるだけ、生徒さんと一緒に撹拌しています。
62度を超えないように管理しているので、次の撹拌はもう少し温度が上がるまで待ったら良いのですが、次に生徒さんがいらっしゃる「補講」を開催する日は、都合でまた大分先になってしまうので、生徒さんがいらっしゃるこの日に撹拌をしました。
撹拌しながら、水分・匂いチェックをしています。水分チェックは、手で触った時の感触です。
匂いは、今回ももちろん腐敗臭・ドブ臭は全くせず(トラウマ!)、「森の匂い」がしました。いい感じです。
でも、撹拌して冷たい外気に思いっきりさらされたので、堆肥の温度は一気に25度まで下がりました。ああ、ちょっと勿体ない。。。
で、翌日の13日。
朝8時過ぎの段階で28度くらいまで戻りました。
そして14日(今朝)。
寒すぎて温度計が凍っていましたが、30度を超えていました。
発酵は順調です。
こんなに寒いのに、菌はよく働いてくれています。
すごいなあ。
堆肥づくりは、体力的に大変ですが、人間の目には見えない菌類の存在を感じられて面白いです。