農業実践教室のブログ

HOME > 農業実践教室のブログ > 2023年春夏野菜コースがスタートしました!

2023.03.25

2023年春夏野菜コースがスタートしました!

DSC_6317

2023年の農業実践教室春夏野菜コースが、おかげ様で無事スタートしました。

今期も各地から大勢の皆さんにご参加いただいております。ありがとうございます!

皆さんそれぞれ色々なことを期待して教室にご参加されておりますので、皆さんのご期待に沿えるよう精一杯頑張ります。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

さて。

3月も終わりに近づき、農業実践教室は既に1回目、2回目の講義を終えました。

1回目、2回目の講義では、土作りの座学を行いました。

農業実践教室の土作りは、BLOF理論に基づいているのですが、その理論の中でも柱となる技術の一つが「太陽熱養生処理」です。

太陽熱養生処理は、作付け前に2週間~1ヵ月間程度(季節と目的に応じて期間が変わります)土を養生する期間があるのですが、正しく出来ると、色々な効果があります。

そのうち、最も分かりやすい効果が「土が柔らかくなる」というものです。

教室でも、もちろん、やり方をお教えしておりますので、まずはその「効果」を体感していただくために、昨年の秋冬野菜の畝に長い棒を刺していただきました。ココは、昨年の秋冬野菜用に、昨年の夏に太陽熱養生処理をした畝です。

皆さん、棒がヌルヌルヌルッと地面の中に刺さっていきました。棒が刺さるということは土が柔らかいということで、それは、土の中に作物が根を伸ばせる、根が呼吸するのに必要な酸素を含む隙間がたくさんある、ということになります。

教室と同じ千葉市で農業をやっている生徒さんも「自分の畑の土と全然違う!」と、畑の土の柔らかさに驚いていらっしゃいました。

 

この太陽熱養生処理を成功させるための肝が、微生物と畑に入れる堆肥の質です。

微生物は、雑多な多様性を重んじるのではなく、どんな働きをする微生物なのかを理解し、目的に応じて微生物を選び、広い畑では培養して、畑に餌と一緒に投入する方が、私達が目指す土作りには効果的です。

ですので、微生物の働きと培養の仕方を知っていただき、培養がいい感じで出来た時の状態と独特の匂い等も確認していただきました。こうした視覚と嗅覚の記憶は、培養がきちんと出来ているかどうか自分で判断する時の判断材料の一つになるはずです。

ちなみに、使う堆肥の質も、匂いが分かりやすい特徴の一つなので、施肥(堆肥や肥料を畑にふること)の時に、堆肥の匂いもシッカリ嗅いでいただきましたー!

イイ匂いですよ。

 

そんな土づくりの座学と併せて、基本的な農作業としての施肥を体験していただいたり

クワの使い方を練習していただいたり

畝立てをしていただいたり

マルチ張りをしていただいたり。

身体を存分に動かしていただきました。

こうした基本的な農作業は、ポイントを押さえれば、初めての方でも、すぐに上手にできるようになります。あとは、慣れだけですので、講義に参加しながら徐々に慣れていきましょう。

 

農業は、季節に応じた作業もどんどんこなしていかなければなりません。

3月の講義では、トウモロコシの種播きと

ジャガイモの植え付け

トマトの定植をやっていただきました。

 

この時期のトウモロコシの種播きは、種を播くだけではなく保温のためのトンネル被覆も必要です。

全員で頑張りました!

この辺りは風がとても強いので、風で飛ばされないよう頑丈にトンネルを設置することが大事です。教室の畝は、皆さんの丁寧な作業のおかげで、プロ並みの頑丈さで被覆資材を張れました。

 

後日、皆さんに種まきしていただいたトウモロコシは無事発芽。

ジャガイモも、例年より10日~2週間くらい早く出芽しています。

出芽は嬉しいですが、予定より早いと遅霜被害にも遭いやすくなるので、喜んでばかりもいられません。気を付けなきゃ!

 

東京よりも少し遅れて、千城台駅前も桜が満開になりました。

これから、農業実践教室の畑はどんどん忙しくなります!

受講生の皆さん、頑張って管理してきましょうね!

 

現地説明会
お申し込み
講  座
お申し込み
お問い合わせ