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2020.01.09

2020年も農業実践教室をよろしくお願いいたします!

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こんにちは。農業実践教室です。本年もよろしくお願い申し上げます。

 

年末に少し溜まっていた録画映像を見ました。

その中の一つがコレ。

NHK BSで再放送していた「最後の講義 生物学者 福岡伸一」です。

 

福岡伸一さんと言えば

ですね。

 

「最後の講義」のテーマは、2つ。

「生命とは何か」ということと「死とは何か」ということ。

 

「生命とは何か」というテーマの中で、福岡さんは「一年前の自分は、分子レベルでは今の自分とは全くの別人である」と言っています。

詳しくは、書籍や「最後の講義」を見てほしいのですが、象徴的な部分だけ抜き取るとこんな感じ。

「動物の糞の主成分は、自身の古い細胞で(糞に含まれる〝食べかす”は糞を構成する成分の一部でしかない)、細胞が糞として体外に排出された分、摂取した食物から新しい細胞を作り出している」

「原子レベルでマーキングした餌(重窒素で標識したロイシンというアミノ酸を含む餌)をネズミに与え、餌の行方(重窒素の行方)を追跡したところ、体のあらゆる部位に分散されて取り込まれていた」

ナドナド。

「固体のように見える私達の体も、時間軸で見ると流体である」とか

ホント面白いです。

こういう講義は、人生で1回は聞いておきたいものだと思います。

 

 

で。

そんなこんなで、ワタシがここで何を言いたいかというと・・・

これらの福岡さんの話をワタシの語彙で言い換えると、つまり

「人間は”食べたもの”でできている→you are what you eat」

だな、と思うわけです。

この手の言葉は、食育専門家や有機農家がずーっと言い続けてきている言葉なので、聞いたことがある人は、もはや「聞き慣れて」しまっていて、今さら感があるような気もするし、そして同時に、食に興味のない人には未だに届いていない言葉のような気がします。

ですが、食育とは無縁に見える(見えませんか?)福岡さんが、食の大事さを訴える場ではないところで、生物の仕組みとして「動物の体のあらゆる部分は、絶えず作り替えられていて・・・食べたモノのは半分以上は体の一部になっていて・・・」という類の話をサラリと言うと、ある意味不意打ちなので、とても新鮮で、逆に刺さりそうな気がします。もちろん、そこから食べ物の重要性に意識が及ぶかどうかは「人によって」でしょうが・・・。

そして、食べ物に関心ありまくりのワタシは、福岡さんの話を聞いて、きちんとした食べ物を食べることは、マジで大事!と認識を新たにしました。

というわけで、今年も栄養のある野菜をキッチリと作ることを目標に、農業実践教室をやっていきたいと思います。

せっかく自分で作るなら、美味しくて体に良い野菜を作りましょう!!

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