2018.07.12
ロッソナポリタン(トマト)での超時短トマトソースの作り方
農業実践教室、トマトの収穫が最盛期を迎えています。
今期は、大玉トマト、中玉トマト、ミニトマト、そして調理用トマトを栽培しています。色々な品種を栽培して比較すると「お気に入り」の品種が見つかります。
ワタシが、調理用トマトとして最近一番気に入っているのが、
「ロッソナポリタン」という品種です。
ロッソナポリタンは、見た目はホントにミニトマトです。ミニトマトだと思って食べると普通に美味しいミニトマトです。
しかし、本領発揮は、やはり加熱調理だと思います。
ロッソナポリタンは、加熱するとものすごく旨味と甘味が強く出るので、余計な調味料は不要です。というか、コンソメは入れちゃダメです。勿体ないです。
そして、ロッソナポリタンは、火の通りも早いので、シンプルな材料であっという間に美味しいトマトソースができます。
パスタを茹でている間に脇でソースがちゃちゃっとできてしまうので、忙しいけれど美味しいものが大好きな方は、きっと気に入ってくれるはずのトマトです。
というわけで、「超時短ロッソナポリタンのトマトソースの作り方」です。
ロッソナポリンタン1パック(150~180g)があれば、大盛り1人前分のソースを余裕で作れます。
~超時短ロッソナポリタンのトマトソースの作り方~
【材料】
ロッソナポリタン150~180g
塩1~2つまみ
ニンニク 1~2かけ
鷹の爪1本
オリーブオイル適量
【手順】
①オリーブオイル、ニンニク、唐辛子をフライパンに入れ加熱します
フライパンにたっぷりのオリーブオイルを引き、スライスしたニンニクと鷹の爪を入れて、火をつけます(フライパンを温めてからニンニクを入れると焦げやすいので、順番に注意!)。ニンニクの香りがオイルに移るよう、焦げないように弱火で加熱します。香りが十分出てきたら、一旦火を止めて、脇に置いておきます。
※この間にパスタを茹でる湯を沸かし始めると効率的です。トマトをさらす湯も同時に沸かせればべスト。
②トマトを熱湯に5~10秒間さらします
ソースにトマトの皮が残っていると、食べた時に口の中でガサガサして食味が悪くなるのでトマトの皮を剥きます。皮を剥きやすくするために、まず熱湯に5~10秒さらします。
③熱湯にさらしたトマトを冷水にさらし、皮を剥きます
熱湯にさらしたトマトを冷水に入れてから、皮を剥きます。ツルっと気持ちよく皮が剥けます。
大きなトマトだと、熱湯にさらす前に皮に切り込みを入れて剥きやすくすることが多いのですが、このトマトは、それをしなくても大丈夫!
万が一皮がツルッと剥けない場合でも、次の工程「トマトを2分割」する時に皮ごと2分割すれば、切り口から皮を簡単に剥けます。
ちなみに、このトマトは丸ごと冷凍保存できます。使う時に自然解凍すれば、湯剥きせずに皮がツルンと剥けるので便利!
④トマトを2分割して小鍋に入れて、マッシャー(木べらでもOK)で軽く潰しながら弱火で煮込み、塩で味を調えます
トマトを2分割にカットして小鍋に入れます。面倒な方は、丸ごとでもOK。焦げないように弱火で加熱しましょう。
2分割した場合、3分程度で十分ソースに適した状態になります。
この段階で、塩を入れます。量の目安は「1つまみ程度」ですが、ちゃんと味見をして決めましょう。
⑤ニンニクの香りがついたオイルに④のトマトを入れて、最後に味を調えて、パスタと和えます
ニンニクの香りがついたオイルにトマトを入れて、最終の味見をします。物足りない場合には、塩を少し足しましょう。
ソースにパスタを加えれば、シンプルなトマトソースのパスタの出来上がり。
⑥完成!
※写真は、大盛り1人前!
ロッソナポリタンのトマトソースは、色が薄いのですが、味は濃厚です。農業実践教室のトマトは特に、味が濃くなるような施肥設計をしています。
添加物タップリで200円以上するパスタソースを買うくらいなら、このロッソナポリタンを買って自分でソースを作った方が良いでしょう。
ちなみに、ロッソナポリンタンという品種を開発し、販売している種苗メーカー「パイオニアエコサイエンス」さんのwebサイト情報によると、ロッソナポリタンの栄養価は、輸入品缶詰トマトに比べて、
プロリン(コラーゲンの主成分):31倍
リコピン:3倍
フルクトース:3倍
グルタミン酸:3倍
とのこと。
食べてみたくなりました?