農業実践教室のブログ

2020.10.17

晴れない秋

DSC_3256

この10月、全く晴れないです。

興味本位で、気象庁の過去の気象データで確認したところ、佐倉市(私達の畑の天気は千葉市より佐倉市の方が近いんです)は10月1日~16日までの間で1日のうち5時間以上日照があったのは2日だけで、1時間未満が8日もありました。

積算で33時間です。

さらに興味本位で1990年以降のこの期間(10/1~10/16)での積算日照時間を出してみたところ、今年が最も少ないことが分かりました。

ちなみに、2番目に少なかったのは1991年で34.3時間。

で、90年~2020年の間の10/1~10/16の積算日照時間の平均をとってみると、60.6時間。

うわー!

これは、事件並みの光合成量減ではないでしょうか。

こんな年は、畑に入っている水溶性炭水化物の量が生育にとてつもなく影響を与えます。疑似光合成、どこまで出来ているかしら。。。

教室では、今年は、諸事情から不足する光合成量を補うための小手先を駆使しています。だから超忙しい・・・。

ご家庭でも、光合成不足を気軽に(?)補えるよう、ユンケル的な資材である酢酸カルシウムの作り方と使い方をお教えしました。みんなでこの光合成不足を乗り切りましょう!エイエイオー!

それにしてもここ数年、秋の日照不足を感じています。

そんな年は、堆肥の質の良し悪しと小手先の知識と技術の有無で作物の出来映えが大きく変わりますね。異常な年こそ土作りの大事さを痛感します。

 

さて。

とーっても忙しくたって、美味しい見返りがあるのが農業♪

春に植え付けた近江生姜は、夏にものすごーい暴風が吹いて茎がバキバキに折れてしまって1割くらいダメになってしまったのですが、残りはしっかり生き残り、ふっくらと大きくなりましたー。

そんな新生姜で、ふりかけを作ってみました。

お弁当に最適!!

辛みと香味の効いた大人のふりかけです。

材料は、新生姜、鰹節、いりごま、料理酒、みりん、しょうゆ、砂糖です。

砂糖以外の調味料は全て同量の比率、砂糖はそれらの6分の1くらい入れてみました。甘めが好みの人はちょっと増やしても良いかも。

美味しい新生姜は、明日と来週開催の教室で、皆さんと一緒にジンジャーエールと生姜糖を作って楽しみます。

 

8月にスタートした秋冬野菜コースで種まきしたり植えたりした野菜たちは、少ない光合成量の中でも必死に頑張ってくれています。

レタス達もあっという間に大きくなり

キャベツも大きくなり

収穫が始まりました。

ミニ白菜も今週末お持ち帰りです。

青首大根もチョコっと地上に顔をのぞかせています。

 

そうそう、春に定植したタバスコペッパーが実ってきたので、教室の皆さんでタバスコソースづくりをしました。

一莢一莢ハサミで割き、種を取り出し細かく切り刻む・・・を延々と。

家内制手工業的な加工品づくりです。

出来上がり!

ハインツのトマトケチャップなみにドロっとしたタバスコソースは大好評。

そして意外にも、廃棄物となるはずだった「濾した後に残ったペッパーの皮」が大好評。

爽やかな辛みと酸味がとても美味しいのです。

多分ギョーザによく合います。

希望者で分けて持ち帰っていただきました。

というわけで、今年も秋冬野菜コースはフルパワーで開催中です!

 

2021年3月スタートの春夏野菜コースの受講生募集を開始しました。

説明会も10/28からスタートします。

美味しく楽しい野菜作りのある人生を楽しみたい方、ぜひ、お気軽にお越し下さい。

https://t-kougousei.jp/koza/harunatsu/

現地説明会
お申し込み
講  座
お申し込み
お問い合わせ