2018.10.05
台風24号の風被害、塩害、野菜の回復状況
今回の台風24号。
被害に遭われた皆様、お見舞い申し上げます。
我が農業実践教室も、大きな被害を受けました。
休憩スペースが崩壊しました。
強烈な南西の風を受けてペシャンコに。
雪の重みで潰れるのは想像できるのですが、風でここまでなるとは・・・。
風は、怖い。
コレが吹っ飛んでいかなかっただけ、マシかもしれません。
この残念な休憩スペースは、日曜日に撤去を始めます。
今後の休憩スぺースは、向きを変えてすぐ近くに再建する予定です。
ただ、自然災害続きの日本。
全国的にハウス資材は不足していることでしょう。おそらく、すぐには資材を調達できません。
なので、トマトハウスを1個解体して(泣)、新しい休憩スペースに使おうか・・・と考えております。トマトは、来年、裏技を使った土づくりを行えるよう資材を準備していたので、ハウスが1個少なくなるのはとても残念です。
が、仕方ないですね。
でも、うーん、一言だけ・・・。
台風のバカ!!!
ちょっとびっくりしたプチ被害が、コチラ↓。
堆肥の山に挿していた温度計が90度に曲がりました。
ちなみに、手で大分元に戻せたので、今ではゆるい曲線程度の曲がり具合となっています。
台風で横倒しになった野菜たちは、ありがたいことに、まあまあ回復傾向にあります。
台風明けすぐの段階では、こんな風に↓本当に横倒しになってしまって、葉もヘナヘナになり、瀕死に見えた白菜たちでしたが・・
諦めずに葉面散布を続けた効果なのか、蘇りました。
やったー!
おかえりー!(^^)/
一番生育が進んでいた白菜は、重たくなっていた地上部分がテコの原理のように働いてしまったようで、根っこが地上に飛び出てしまいましたが
一部の白菜↓は、復活し始めている感じがします。
ありがたい。。。
さて。
千葉市では、この台風の影響で塩害があちこちで発生しました。
教室でも、塩害で、井戸水の電線がショートしました。
この切れた電線の先端は、バチバチと音を立てながら、一日中火花が散っていました。危ないので、東電に℡して直していただきました(ホントは東電の管轄外だったらしいのですが、親切にしていただきました)。
塩害は、野菜にも被害を与えます。
野菜では、落花生の葉が、霜に当たったように縁が黒くなって急にたくさん落ちましたし、近所のナスやハーベストクラブのゴーヤや赤紫蘇が一気に枯れあがりました。
ゴーヤ↓
赤紫蘇↓
落花生↓(わかりにくいですね)
生まれも育ちもココのおじいちゃん農家さんも「なんか、落花生の葉が霜に当たったみたいに黒いんだよなー」「木の陰の落花生だけ無事なんだよ」とおっしゃっていたので「それって塩害ですか?」と聞いたら、「あーそうか!それでか!あぁ、そーだ!」と納得していました。
おじいちゃん農家が分からなかった・・ということは、このエリアでは初めての塩害なんでしょうね。
その他にも、部分的にニンジンの葉が茶色く枯れたようになっているのがありました。ただ、基本的に、どこからどこまでが塩害で、どこまでが風に揉まれた影響なのか、塩害自体を目の当たりにするのが初めてなので、まだよくわかりません。
風や塩害で被害を被った分、メリットとして、適度な濃度で海のミネラルが畑の土に加わっていると、多少気も晴れるのですがね・・・・。
次回の台風は、どこか遠くの方に逸れて、どの地域もダメージが少ないと良いのですが・・・。
天候不良が増え、自然災害も増え・・・農業は日に日にやりにくくなっているのではないか・・・と感じています。
多少の天候不良では動じない知識と技術力をBLOF理論を通じてしっかりと身につけていきたいと思います。