2018.09.21
9月下旬 土づくり+防虫ネットで虫害被害は激減
秋の長雨・・・・という感じの天気が続いていますね。
農業実践教室の畑では、6月の空梅雨からずっと干ばつ状態で水やりに追われていたので、はじめはこの雨に喜んでいましたが・・・そろそろ、秋晴れがもう少し多い方がいいなーと思い始めています。
9月も半ばを過ぎた頃の畑の野菜たちはこんな感じ。
一般的な大きな白菜と
小さな白菜。
小さな白菜は、10月1週目に収穫予定です。
今年の堆肥は、自家製廃菌床堆肥を使っているので、野菜と一緒に、たまにキノコが生えています。(*’▽’)
種を直接畑に播いた野菜たちは、キレイに出揃ったので間引きをしました。
教室では、ネキリムシ被害が怖いので、少し多めに種まきをして間引いています。
ネキリムシというのは、コレ↓
土の中に未熟な有機物があると出てくると言われていて、確かに曇天続き等が原因で太陽熱養生処理がバチっと効かなかった時には、出てくることが多いような気がします。
ネキリムシは、噛む力が結構あります。手のひらに置いておくと、室内犬の甘噛みくらいのパワーでかじってきます。新芽はひとたまりもありません。
今年は、バチっと太陽熱養生処理が効いたようです。
間引き菜がすごいたくさん出ましたので、受講生の皆さんで山分けしました。
教室のランチタイムには間引き菜のお吸い物を。
間引き菜のカブは、この段階でカブの味がちゃんとするし、ホクホクしていました。
結球しないタイプのハクサイの間引き菜。
練馬大根の間引き菜。
チンゲンサイとコマツナの間引き菜。
キスジノミハムシ被害も殆どありません。
8月中旬に定植したキャベツ。
10月1週目には収穫できると思います。
秋冬野菜コースの皆さんに仕込んでいただいた野菜たち。
ゴールが少しずつ見えてきたので、これからが楽しみです♬
ところで。
秋冬野菜は、虫害対策が重要です。
特にアブラナ科野菜は・・・。
無農薬でも、適期適作を守ったうえで、適切な施肥(どんな堆肥・肥料を入れるか、その量も重要)と太陽熱養生処理と水管理で、虫害はかなり防げます。
また、誰にでもできる簡単な対策として、周囲に雑草を生やさないこと&防虫ネットの利用、というのもあります。
今年もこの曇天続きゆえ、ダイコンサルハムシが大発生しそうですが、これは防虫ネットをしっかりと張ることでだいぶ防げます。ただ、草むらがあると、ダイコンサルハムシやバッタやコオロギがそこに棲みついて、スキを狙って食べに来ます(経験アリ)。
ちょっとした努力が、なかなかできないものですが、頑張りましょう。