2018.05.18
手作り豆板醤のレシピ
家庭菜園の醍醐味といえば、もちろん、採れたて野菜を楽しむことですが、加工品づくりまでやっていくと、「モノづくり」の世界がさらに広がって面白いです。
今回は農業実践教室で使っている「豆板醤」のレシピを公開です。
★★手作り豆板醤レシピ★★
1.材料
●そら豆15鞘(豆の重量 約150g)
●韓国唐辛子粉末 15g(なければ、普通の粉唐辛子でOK)
※韓国唐辛子は、日本の鷹の爪とサイズや水分量、旨味がちょっと違います。
【韓国唐辛子】
●塩 20g ●米麹 15g ●味噌 大匙1
●湯冷まし(30℃くらい 大匙1杯程度)
2.作り方
①そら豆を鞘から取り出し(重さを量る)、おはぐろの部分を包丁で切り取る
②蒸し器で約15分蒸す
※蒸し過ぎると薄皮を剥くのに手間取るので注意!
③薄皮を剥き、マッシャーで潰す
④唐辛子、塩、米麹、味噌を加え、木べら等でよく混ぜる
⑤全体的に固ければ、湯冷ましを大匙1杯程度加えて、日本の味噌程度の粘度にする。
⑥消毒した容器に詰める(密閉しないようにする)
⑦容器の内側の壁面についた豆板醤をアルコールを浸みこませたペーパー等でキレイにして、落としラップをして常温で3~6か月熟成させる。1か月後にそこから一度かき混ぜると良いです。
レシピは以上!
あとは寝て待て・・・です。
ちなみに、もともとの豆板醤は、唐辛子を入れずにソラマメだけで作ったものだったそうですが、今では、唐辛子を入れる方が主流だそうです。
また、伝統的な製法ですと、原料に使うそら豆は、蒸したものではなく、生そら豆を発芽させて、それを麹につけて発酵させるのだそう。しかし、工業生産に向かないという理由で、今では蒸したそら豆を使う方が主流となっているのだそうです。
唐辛子が入っていない原点的な豆板醤とか、伝統的なレシピで作る豆板醤にも興味がありますが、ちょっとハードルが高そうなので、まだ手を出せず・・。
普段買うのが当たり前になっている加工品を自分で作ってみると、これってこんな味だったの?と驚くことが少なくありません。レシピは地域によっても変わるし、好みによって変えるのが当たり前なので、何が本物なのかを問うのはナンセンスですが、手作り品は「味」を最優先しますよね。だから、やっぱり美味しい。
普段の食事を自分で作っている方にとって「料理」は日常なので、加工品づくりを「料理」と捉えると、めんどくさいばかりで何の気分転換にもならないかもしれませんが、加工品づくりは、その多くが季節モノであり、普段やらない分、作業がクラフトっぽくてワクワクします。達成感もあり、かなり気分転換になります。
お忙しい方にもオススメです。
自分好みの豆板醤づくり、楽しんでみてください。