農業実践教室とは
ご挨拶
農業実践教室は、本格的な有機栽培を学べる教室です。2006年3月にスタートしてから、教室で学んだ卒業生の数は、延べ796名(2021年12月現在)。教室のコンセプトは「気軽に楽しく有機野菜づくりを学べる場であり、実技と活きた理論を学べる高品質の“講義”を提供する教室」です。家庭菜園初心者から、就農を考えている方、有機栽培に興味のある慣行栽培の農業従事者の方まで独自のカリキュラムで、有機栽培を基礎から本格的な内容まで実践的に学んでいただきます。
有機栽培を科学的に学ぼう
農業実践教室は、初心者の方でも、楽しみながら本格的な有機栽培を学べる教室です。講義は、理論も実技も基礎をしっかり固め、その上で、一歩踏み込んだ本格的な理論・栽培管理を展開します。
野菜づくりは、本格的な内容まで踏み込んだ方が日々の管理が楽しくなり、結果も良くなります。
学べること
農業実践教室で学べることは、「本格的な有機栽培」での野菜づくりです。ここで言う本格的な有機栽培とは、「有機栽培の仕組み」を理解して行うもので、栽培面積の大小に関係なく、きちんと取り組めば、より良い結果を出すことができます。本格的な有機栽培を基礎から一つ一つ確実に学んで、ワンランク上の野菜づくりを目指しましょう。
基本の農作業と栽培管理
畝の作り方等基本的な農作業と「基本アイテム10品目」の栽培管理方法を学びます。基本アイテムは、その応用で他の様々な野菜を栽培できる品目を選んでいます。
フカフカの土を目指す土づくり
野菜づくりの土台となる「土づくり」では、有機物と微生物の力で土を柔らかくする技術「太陽熱養生処理」を学びます。目指せ、棒が1m刺さる土!
病害虫に強い野菜づくり
病害虫に強い野菜を作るためには、土づくりに加えて、日頃の栽培管理も大事です。病害虫が発生しにくい栽培管理方法を学びます。
科学的な有機栽培理論
野菜づくりは、植物生理等、自然界の「仕組み」を理解し、仕組みに沿った管理をできるのが理想です。そして、そこで役立つのが、生物、化学、物理などの知識です。教室では、科学的・論理的に考えて進める農業を学びます。
こんな方におすすめ
本格的な有機栽培を学びたい方(初心者大歓迎)
自給自足を目指す方
ワンランク上の野菜づくりを目指す方
就農を考えている方
講座内容の紹介
農業実践教室の講座には、本格的な有機栽培を学べる野菜づくりコース(春夏/秋冬)、1回で内容が完結する特別企画講座、小祝政明氏が提唱するBLOF理論を学ぶ講座があります。
講師のご紹介
農業実践教室は、私自身が「こんな教室があったらいいな」と思って作った教室です。平成18年からスタートして、教室で教える内容も少しずつ進化してきました。
現在の教室の目標は、「丹精込めて自分で野菜を作るなら、美味しくて栄養のある野菜を作ろう」です。戦前の野菜に比べて今の野菜の栄養価は〇〇分の1だという話をよく聞きますが、野菜は、育て方次第で、味も栄養価も大きく変わります。栄養価の高い野菜は、味もすごく良いです。そしてそれは、特定の生産者だけが作れるのではなく、皆さんも作ることができます。
You are what you eat あなたの体はあなたが食べた物で出来ています。
美味しくて栄養のある野菜を作って食べて、毎日を元気に過ごしましょう。
VIVA ORGANICO!
高橋有希(たかはしゆき)
茨城県出身
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業
大学卒業後、大手流通会社に就職、その後中小企業診断士の資格を取得して独立。診断士時代には、マーケティング講師や地域活性化の調査、産業調査等のインタビュー調査を好んで請け負う。
地域活性化や産業調査で様々な業界を見ていく中で、「これから大きく変わるのは農業分野だ」と感じ、農業に強く興味を持ち、受注する調査分野を農業へシフトさせていく。「調査」では、設問者・インタビュアーの知識レベルが、アンケート設計やインタビューで得た回答の解釈に大きな影響を与える。そこで、肌身で農業現場の現実、可能性と限界を実感したいと考え、2006年から農業実践教室を立ち上げる。教室という大勢で学べる形にしたのは、「一般の人にも開かれた形で農業を“深く”学べる場を作った方が、世の中が面白くなる」と考えたため。
2006年開講当初は、中小企業診断士業の傍ら、農家に教わる形で教室をスタートさせたが、2010年に他の仕事を一切やめて農業実践教室に専念し、自らが栽培管理し、講師として教えるスタイルに舵を切る。そして、受講生に最高の商品(栽培技術)を提供するため、技術と知識の向上を貪欲に目指すようになる。
そうした中で、小祝政明氏のBLOF理論に出会う。BLOF理論は、●●農法を謳う農業にありがちなオカルトな要素は一つもなく、全て科学的・論理的で、多くの成功事例があり、農業界を変革する理論であると確信。自らも理論を深く勉強するため、同時に、勉強したくてもその機会に恵まれない農業者にも勉強の場を提供したいと考え、2014年から小祝氏と連携して「BLOF理論入門講座」を主宰、加えて2017年には現場型の勉強会「BLOF理論実践講座」もスタートさせる。
現在は、千葉市の畑で農業実践教室やBLOF理論入門講座・実践講座等各種農業系講座の主宰と、畑の片隅に設置した直売所等での販売を行いながら、畑中心の暮らしをしている。
これまでの卒業生は約800人
2006年に農業実践教室をスタートしてから、約800人の方が教室で有機栽培を学んでくださっています。
ご参加された目的はそれぞれ違いますが、ここで体験したり学んでいただいたことが、喜びになったり、人生の新たな展開の始まりになれば嬉しいです。
東京都在住 Kさん
農学部出身ですが、農業は体力も必要だけれど、すごく頭を使うことを初めて知りました。たくさんの皆さんが一緒にいてくれる中で、教えてもらいながら農業をやれたことはすごく良かったです。
東京都在住 Aさん
彼女と二人で、超初心者から「農家になる」という目標で参加しました。ワクワクドキドキする講座で、高橋さんの紹介で近くに畑も借りられて、農家への第1歩を踏み出すことができました!
東京都在住 Iさん
この教室は、常に進化して、どんどん楽しくなっています。実験的なことが多いし、作るだけではなく、食べるところまでやるのがいいですね。教室に参加して、やっと園芸本の内容を理解できるようになりました。
現地説明会(無料)
農業実践教室までのアクセスや現場の様子、スタッフの雰囲気等を確認していただくため、無料現地説明会を開催しています。現地説明会では、教室に関する詳しい説明はもちろん、教室で育てた野菜の試食等もしています。通常の説明会の他、教室開催日に教室を見学するタイプの説明会もございます(3月〜12月の第1・第3土曜)。お気軽にお申し込み下さい。